札幌・札幌近郊のそろばん教室・珠算学校検索サイト

パチパチさっぽろ 札幌・札幌近郊のそろばん教室・珠算学校検索サイト






■ そろばん教室の選び方

「体験入学等を利用し、目的に合致した教室を選ぶのが良い」というのが結論です。

まず、そろばんの「公的資格」は、「日本商工会議所主催珠算能力検定」(略称:日商検定)です。

昔は就職等に有利に働いたそろばんの資格ではありますが、コンピュータ化された現在では参考程度と考えた方が妥当です。
(実際に、検定でも紙の伝票をめくりながら計算する「伝票算」が廃止される等、時代と共に検定も変わっています)
この為、資格を取る事を「目的」として教室に通うよりも、級位・段位は「できた!」を実感できる、習熟度の目安としての「目標」とする方が効果的です。

そろばんには、集中力や記憶力を鍛えたり、全ての学習の基礎となる「情報を処理する力」を鍛えるなど、多くの効能が有ると言われています。
それ以外にも、そろばんには「頭を使ったスポーツ」という面もあり、「そろばん競技」を強く意識している教室もあります。

この様に、そろばんには色々な面があるので、目的に合致した教室を選ぶ必要があるという事です。


一方、そろばん教室の多くは個人教室で、各連盟等の組織(後述)に加盟していたりするスタイルが多いです。
チェーン展開しているそろばん教室もありますが、その様な教室でも先生個人の資質や能力に左右される部分が大きくなるでしょう。

以上から、目的に合致した教室の体験入学等を活用し、自分にあった先生、自分にあった教室を選ぶのが良いと考えます。



■ 組織と検定試験の関係は? どの組織に所属する教室を選ぶべき?

■ 日本珠算連盟 (略称:日珠連) http://www.shuzan.jp/
対外的に評価される珠算の公的資格は「日本商工会議所主催珠算能力検定」(略称:日商検定)です。
日商検定は、日本商工会議所および地方商工会議所が実施する珠算検定試験で、商工会議所が日本珠算連盟に委託して行われています。
日商検定は1〜6級まであり、7〜10級および段位認定試験は日本珠算連盟が主催しています。

つまり、珠算の「公的資格」と言えるのは「日商検定1〜6級」になりますが、その上位にあたる段位認定試験も同じ日本珠算連盟が主催の試験の為、日本珠算連盟の段位は日商検定同様に評価されると考えられます。

公的資格の最上位である「日商検定1級」は、そろばんを学習する人が合格しておきたいと考える資格です。

「公的資格を取得したい」という面から考えるならば、「日商検定」を受検できる教室であれば、どの組織に所属する教室に通っても問題は無いとも言えます。
ただし、上で書いた通り、「目的」よりも「目標」と考えた方が良い場合も多いので、日珠連に拘る必要は無いとも言えます。



■ 全国珠算教育連盟 (略称:全珠連) http://www.soroban.or.jp/
行っている検定は「全国珠算教育連盟主催珠算検定」「全国珠算教育連盟主催暗算検定」です。
級位試験(1級〜15級)、段位試験(準初段〜十段)からなり、段位〜準6級は文部科学省後援となっています。
24段階と細かく分かれている為、小さな目標をひとつずつクリアしていくというところが、習熟度の「目標」にするにはより向いているとも言えます。

日商検定と試験内容自体が違うので、難易度面で一概には比較できませんが、全珠連検定の2段 ≒ 日商検定の1級程度と言われています。
この様に、どの組織の段位を持っているかで変わってきます。



■ 全国珠算学校連盟 (略称:全珠学連) http://shuzan-gakko.com/
行っている検定は「全国珠算学校連盟主催珠算技能検定試験」「全国珠算学校連盟主催暗算技能検定試験」です。
全珠学連、全珠連に限らず、各組織が色々な検定試験を用意しており、それらの検定等は習熟度の目標や目安にするのに重要なモノです。


以上より、「どの組織に所属しているか?」よりも、「目的と教室、先生が自分に合っているか?」が大事だと考えています。